証券口座の開設が終わり実際に投資を始めていきます。
初めての投資は一般NISA口座を使用してインデックス投資を行います。
インデックス投資とは日経平均やNYダウ等の、ある指数(インデックス)に連動するような運用成果を目指す投資信託を購入する投資方法です。
投資信託とは株の詰め合わせセットのようなものです。
こちらを購入することで一つの会社の株だけでなく、市場全ての会社の株を購入できるので、どの株が上がるかを検討せず、上がりそうなもの全てを少しずつ購入することで上がる株、下がる株全てを買うことで、満点は取れなくなりますが、平均点を取れれば良しする投資手法なのです。
平均点を取ると言っても絶対勝てるわけではないだろうと思うのですがなんとこのインデックス投資ではファンドマネージャーが市場のリターン以上の利回りを目指すアクティブ運用での成績を大概上回るというのだから驚きです。
インデックス投資を行うことで投資で重要と言われる要素、長期、積立、分散が行えるのでとても効率的で理にかなった投資が可能になります。
1つ目の要素 〈長期〉
投資においての最大のリスクに元本割れがあります。
株式において値段の最高リターンと最低リターンの差(=ボラティリティ)は短期投資の場合、予想できるものではありません。
この画像は「敗者のゲーム」(著:チャールズ・エリス)の有名なグラフで投資期間における収益率変動幅を表したものです。
投資1年目では株式での収益率変動幅は+50%〜ー40%と大きく変動していますが、投資期間が長くなるにつれ変動幅は+で推移することを表しています。
つまり株式投資は長期で運用することでプラスになる可能性が非常に高いということなのです。
2つ目の要素〈積立〉
なぜ積立投資が重要と言われるのでしょうか。
それはドルコスト平均法という投資手法が関係します。
ドルコスト平均法とは毎月一定金額を積立することで上下する株価の平均値を購入することができる購入方法です。
毎月一定金額での購入なので値上がりしているときは購入数量が減ってしまい、値下がり時には購入数量を増やして買付をすることになります。
ドルコスト平均法を使用することで株価の上下に悩まず平均的な金額で株を買付をしていけるのです。
3つ目の要素〈分散〉
投資の世界では有名な言葉「卵をひとつのかごに盛るな」というものがあります。一つのかごに卵をのせているとかごを落としたとき卵は全て割れてしまします。過剰なリスクを低減させるために投資先、投資時期を分散させることがとても大切だということを戒めたことわざです。
今年値上がりした株が来年度も同じく値上がりするとは限りません。
どこのセクターが値上がりするか、どこの地域の業績が良くなるか、それらを検討することはとても困難です。
なのでどこの何が値上がりするかわからないから市場全ての株を購入できる投資信託がおすすめなのです。
ひとつのインデックスファンドを購入することで全世界3000社や北米500社の株を購入することができるのでリスクを低減させて全世界や北米の成長リターンを享受することができるのです。
まとめ
インデックス投資には以下のメリット・デメリットがあります。
長期的な運用をすることで勝率がとても高くなる。
積立投資をすることで投資時期の分散ができ平均的な金額で購入することができる。
一つの投資信託を購入するだけで広く分散された市場全ての株を購入することができる
短期では元本割れの可能性がある。
平均値以上のリターンが期待できない。
これらの結果から私はインデックス投資が非常に勝率の高い投資方法だと考えました。
次回は具体的なインデックス商品について解説します。